2012-01-31から1日間の記事一覧

城外 小田獄夫

これは私小説なのだろう。著者の杭州領事館勤務時代の周辺を描く。しかし読んでみると領事館書記というものは仕事がないのだろうかと驚く。仕事のことより、脳中には女と文学のことしかないようなのである。これでは日中関係がこじれるのもむべなるかな。い…