2012-02-25から1日間の記事一覧

きことわ  朝吹真理子

プルーストの長大な小説「失われた時を求めて」を読み通した人間になりたい、というだけの動機で同作を読破したが、それは読書体験としては概ね退屈なものでしかなかった。だから、この小説にも退屈したのは致し方ない。そもそも長編であれ短編であれ「感覚…