2012-07-10から1日間の記事一覧

この人の閾  保坂和志

小説の実作のみならず、小説制作の指南書も書いている保坂の、「小説におけるアナキズムの実践」等々の言説を見ると、彼の小説が、文学史というものを踏まえているものだということはわかる。確かに文学史的には彼が小説というものの一応の先端にいるのは確…